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監督日誌

11月8日
新藤監督の新作「石内尋常高等小学校 花は散れども」の編集作業の合間を縫っての
「陸に上った軍艦」の宣伝のため、東北へ。
12月、岩手、宮城など東北で、初めての上映が始まる。
盛岡では、12月7日のホール上映のため、岩手日報と朝日新聞の取材を受ける。
盛岡での上映会は、93歳の元教師の方が中心となって上映会を企画されたとのこと。
新藤さん同様の、伝えたいという執念を感じる。
我々にとっては、とても有難いこと。
配給を担当して頂くシネマとうほくの樽見さんの案内で、市内を流れる鮭の遡上する川へ。
川には役目を終えた鮭の姿が見えた。そして隣接する公園には、宮沢賢治の詩碑。
紅葉の季節に訪れた盛岡は、とても美しかった。

盛岡の取材を終え、高速で一路、仙台へ。180キロ、二時間弱。
仙台では、12月8日から21日まで、桜井薬局セントラルホールで上映される。
訪れた映画館は、名前の通り、薬局のビルの3階にあるのだけれど、ちょっと趣の
ある映画館。なにかとても良い感じなのである。
陸に上った軍艦」公開に先だって、新藤さんの「午後の遺言状」「縮図」「竹山ひとり旅」
「裸の十九歳」が、11月中旬から特集上映されるとのこと。
また、レイトショウで鈴木則文特集をやるなど、映画ファンが嬉しくなるような、なかなか
意欲的で面白いプログラム。
支配人の小野寺さんが、温厚な感じの方で、あ、この映画館に、この支配人さんありき
だと納得させられる。
仙台での、取材は、河北日報という地元の有力紙と、東日本放送というテレビ局。
試写会を見て頂いた上での取材なので、熱心に聞いてくれた。
「陸に上った軍艦」を気に入ってくれたことを、インタビュアーの方から、十分に感じる
ことができ、こちらも嬉しかった。

盛岡、仙台、以外にも、上映のオファーが来ているとのこと。
一人でも多くの方に、見て頂けたらと思いながら、良い気分で夕暮れの仙台を後にする。

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