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2006年10月04日(水)

入隊当初100名いた新藤の同年兵も10名になり、さらに4名が海防艦の機関銃射手として出発していくという別れの場面。「同年兵は家族以上の結びつきで、何でも話せる心の支え(新藤監督談)」という仲間が、くじ引きで戦地に送られる。しかもそのくじさえ自分で引けず上官が引く。軍隊の規律に生死を任せるしかない絶対服従の世界。整列して送り出す側と、死が約束された戦地へ出て行く側、文字通り紙一重で運命が決まっていく。別れを惜しみ無言で抱き合う一瞬に万感の思いがこもる。当時、こんなことは日常茶飯事であったであろう。こうして家族や愛する人に思いを残しながら、多くの先人たちが亡くなっていったのだと思うと胸が詰まる。

午後からは甲板掃除の場面。海軍では、陸上で暮らしていても軍艦に乗っている時と同じ生活をするのを建前にしているので、宝塚大劇場の床を船の甲板にみたて、毎日掃除をするのだ。四つんばいになり、麻で出来たモップを持って床を磨きながら後ずさりをしていく。真似してちょっとやってみたが、すぐに息の上るきつい作業だ。俳優たちも何度もテストを重ねていくうちにへとへとになり、否が応でも迫真の演技?となる。

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